子供の時、親から「勉強しなさい!」とか「あれやりなさい!」、「それはやっちゃ駄目よ!」とかガミガミ言われたことはないでしょうか?大抵の人は身に覚えがあるでしょう。自分にもあります。
自分の場合、あまりそのように言われることに対して良い気分はしませんでした。そこで、「そのように言われないようにしよう!」と自分は小学生の時に考えました。3年生位の時だったでしょうか。
「自分に対して怒ったり、語気を強める必要はないことを親に知ってもらおう。逆に、そのような振る舞いは得策ではないことを知ってもらおう!」
自分はその事を態度で示すため、「やれ」と言われたときは徹底的にやらないようにしました。
やれと言われてやったとしたら、親に「やれと言わなきゃこの子はやらない。ちゃんとやらせるには、もっとやれやれ!と言わないと!」と思わせることになると思ったのです。
そして同時に、なぜ親が自分に小言を言うのかも考えました。
「親は自分のことを心配してくれている。自分が幸せになるために、もっとこうしたほうが良いよと伝えたいだけだ。それなのに自分がそのような方向に動いていないように思えるので語気を強めるのだ。」
この事を思うと、自分はこのような結論に至りました。
「小言を言う方も言われる方も楽しくはない。お互い幸せになることを望みながらもそれでは勿体無い。親が小言を言う必要がないように俺が安心させてあげよう!!」
ある日、母は私に言いました。
「ヤスブミ、ちゃんとこのワークブック毎日やりなさいよ!」
自分は答えました。
「う~ん、、やれ、やれ!と言われるとやる気なくなるんだよね。ワークブックをやることで満足するのであれば、一冊ではなく二冊やるよ。そのかわり、やれやれ言わないで欲しい。」
母親の要求は自分にワークブックを私が一冊ちゃんとやること。
自分が提示した条件は逆にワークブックを二冊に増やすと言うこと。
母親は言いました。
「ならやってごらんなさい。」
自分は信頼を勝ち取り、親を安心させ、さらに自分も小言を言われずに快適になることを楽しみにしながらワークブックを二冊やることにしました。
やりながら、「あれ?なんで思わず二冊とか言っちゃったんだろう、、」とか思ったこともありましたが、言ったからにはしっかりやらないと信頼度は落ちるに決まっています。自分はとりあえずワークブックを親から提示された量の二倍こなすことをその後に続けたのです。
そうしたら、、、
本当に面白いんですよね。
自分はそれ以降、親からあれやれ!、これやれ!言われたことは一度もありません。
高校時代に勉強をしなくなり、テストが5点だったりした時も、一度も言われたことはありません。
信頼さえしてもらえるようになると、いちいち小言を言われないようになるのです。
自分がこの記事を書こうと思ったキッカケは、姉からのメールです。
自分が高校時代に受験勉強をした時の記事を姉が読み、凄い気に入ってくれたのですが、同時に母親に対する記述が姉目線の母親像とかなり違ったと感じたららしいのです。
そうです。実は、自分は親から何も言われないようなポジションにいたのですが、姉と妹は結構、親から色々と言われ続けていました^^;
この事は物凄いヒントを人々に与えることができると思い、この記事を書いています。
どんなヒントかわかりますか?
物凄く大きなヒントです。
人間関係で悩む人は多いですが、多くの人は自分ではなく、相手が悪いと考えます。
でも、、
実は相手の行動を引き出しているのは自分なんですよね。
会社に自分が大嫌いな上司がいるとして、その人は物凄い性格悪い!とか思うかもしれません。
でも、その上司とジョークを言い合って笑える仲良しな人もいたりするんですよね。
自分は仕事の効率が悪いから嫌われているとか思うかもしれません。
でも、もっと仕事の効率が悪くても嫌われない人っているんですよね。恐らく、心当たりはあるのではないでしょうか?
自分は小学生の時にワークブックを二冊やりました。二冊か三冊かとかは実はわりとどうでも良くて、親に明確なメッセージを伝えたことが大きかったのです。
自分はその経験が大きく、自信にもなりました。
その後、学校の先生や会社に入るときには面接官や上司との間にも信頼に基づく人間関係を築くことができたのです。
高校時代、勉強しなさいと言ってきた先生に対して自分の思いを伝えて、逆に授業中に筋トレをしても良いようにしてもらったり、入社試験に落ちながらも自分の思いを伝えることで逆に特別待遇として入社させてもらったりしましたが、これはすべて偶然ではありません。
自らそのような環境を創ったのです。
そしてこれは自分だけでなく、他の誰もができることなのです。それを伝えたいというのがこの記事です♪
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