収穫祭 東京都八王子市 M.Y.さん

ビヨンドさんの収穫祭の体験をさせていただきました。

正直最初は、東京から山梨と遠く離れた人たちと話が合うか少し心配でした。
しかし、そんな不安は行くとすぐにふき飛びました。
初めて会った室田さんは、とても気さくに、また楽しそうに自然農園のことについて話してくれました。
また、現地に着くと、里山の畑や森に囲まれ、暖かな雰囲気に、すぐに緊張していた気持ちがときほぐれました。

そして、収穫祭の準備にとるかかる際には、ブランコやら、ハンモック、竹や木の丸太で作ったいろんな道具がありました。
また、炊き出しの為の燃料を集める途中で、様々な種類の木々を発見したり、どんぐりなどの木の実を見つけたりと、都会で見つけることのできない発見ばかりで、
子供心だけではなく、大人心もくすぐるような体験
ができました。

ビヨンドの収穫祭では、ただ収穫するだけではないようで、いろんと人の出会いに心打たれました
それぞれの人たちと里山や畑のことを話すことができ、生活の中に自然が共にあることを教えてもらいました。

また、自然の中で楽しんでいる子供の姿を通して、何に対しても楽しさを見つける遊び心、楽しいものに対する集中力、探求心など、普段の社会生活において、なかなか認められない考え方を問い直す機会になりました。

そして収穫祭のメインイベントでもある畑での収穫。皆さんが各々で野菜を引っこ抜き、野菜にかじりついていました。
料理し、汚れなどを完全にとらないと食べない都市部の人たちと明確に感覚が違うと感じました。
畑を作っている人たちは、過程をすべてを見ているので安全であること、汚くないことを知っているのだと思います。

そして、私も実際に、直接野菜を食べてみました。すると市販された野菜よりも全体的に甘い感じがしました。特に大根は顕著で、果物に近い甘味が感じて衝撃を受けました
やはり自然農法で作った野菜などは何かが違うと体験で感じました。

収穫した野菜を使い、子供たちが主導になって、おいしい豚汁を作りました。
それ以外にも、無農薬のおにぎり、自家製の味噌や漬物など、普段では決して食べることができない、昔からある故郷の味を堪能させていただきました。

こういった食事をすると、味覚だけでなく、身体全体が喜んでいるような感覚になります。
まさに命を食し、命が身体の中にめぐっていくような感じでした。

そして、駅までの帰りの途中で、室田さんと沢山話すことができました。自然の体験をした後でしたので、室田さんの考えや思想が、腹に落ちて納得することばかりでした。

きっと、体験もなく室田さんの話を聞いても、なかなか理解できないのでしょう。体験したからこそ、分かることがあったのだと思います。
百聞は一見にしかず、といいますが、それ以上に体験することが、一番理解が早いことを強く感じた一日でした。